ネタバレ特になし。
「物語消費」をめぐる評論・エッセィ集。
典型的なポストモダン・サブカルチャー論で、今読んでも懐かしさ(題材に対するノスタルジィではなく)以上のものは感じられない。ガチの社会科学者三人の本読んだ後だからってのもあって、恣意的な論調、シニカルでヒネた文体にあまり好感を持てなかった。感想としては、どんだけビックリマン好きやねん、てぐらい。
「新文化」の連載だった*1ってあたりも個人的な縁を感じる本ではありますが、「補」として収められた「都市伝説論」は、俺の卒論のが実証的だったなw
評価はC。
- 作者: 大塚英志,西島大介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/10/25
- メディア: 文庫
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*1:当時の業界の史料ではあるけど、提言は何の役にも立ってないね。