篠田真由美『東日流妖異変』祥伝社文庫

ネタバレ一応注意。
伝奇×ホラー×ファンタジィ、「龍の黙示録」シリーズの第二長編。
今回の舞台は津軽、ネタはキリスト渡来伝説です。偽史をネタとした伝奇モノとして、ある程度の雰囲気造りはできてるように思ったけど、それ以上のものでもなく。
於兎ってキャラとか、透子さんいきなりのブチギレブレイクスルーとか、いろいろと唐突で浮いて感じられる。主人公・龍緋比古*1も完全名前負けのキャラの弱さ、ライラちゃんも要素詰め込み過ぎてワケ分からんことになってるよ。
評価はC。

*1:ないだろ、このネーミング。