『ハスラー』

DVD。
若きポール・ニューマン主演、賭けビリヤードの「ハスラー」を描くドラマ。
正直退屈だった。モノクロで、カット割や転換も古臭くて、俳優の演技も平板で。でもそれ以上に残念だったのは脚本の不備、エディは結局自業自得以外のなにものでもないし、サラの人物像もブレまくりで感情移入できなかった。だからまったく哀しくなかった。
平板つって書いたけど、メインどころはそれなりに雰囲気のある俳優陣ではあった。ミネソタ・ファッツ役ジャッキー・グリーソンはラッセル・クロウそのまま年食って太らせたみたいだったし、ゴードン役ジョージ・C・スコットペリクレス・シャムスカみたいだったし、ポール・ニューマンエピゴーネンつって言われてたらしいジェームズ・ディーン以上に(角度によって)リオネル・メッシみたいだった。
…なんてどうでもいいこと考えながら観てしまう程度ではあったのだけど。ポール・ニューマンは少なくとも、年食った方がはるかにシブくてかっこいいわ。その意味じゃ『ハスラー2』にも若干の興味…。