ネタバレ注意。
「人攫いの岡嶋」、王道の誘拐ものと思わせつつ、実はそれは目くらましで、本質的には密室ものだという変化球。
ストーリィテリングのスキルは相変わらずの一級品、上述のようなケレンも好ましいけれど、純粋に密室ミステリとして見た場合には、仕掛けがあまりにも大味で、ちょっとエレガントさに欠けるなあと思った次第。
犯人もあからさまにあやしいぜ。
評価はC+。
- 作者: 岡嶋二人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/07/15
- メディア: 文庫
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