『英国王のスピーチ』

DVD。
英国王ジョージ6世の吃音治療を題材に採った歴史ヒューマンドラマ。アカデミー作品賞。
非常にシンプルな骨格とエピソードで構成され、質実な俳優陣の演技も相まって、得られる感動もシンプルに胸をうつものです。単純にいい話。
史実に沿わないといけないし、ましてや現エリザベス女王の父君が主人公だから派手に脚色もできないしで、正直言ってケレン*1に乏しく、若干退屈*2の気味もあって、個人的には作品賞まではどうかと思わないでもないですが、前述のシンプルさ潔さと、音楽の美しさもあって、十分な佳作の水準にはあります。
一番よかったのはエリザベス「妃」、ヘレナ・ボナム=カーターかな。あと史実モノだとエンドロール前の後日テロップがいいよねー。無条件に好きだわ。

英国王のスピーチ スタンダード・エディション [DVD]

英国王のスピーチ スタンダード・エディション [DVD]

*1:言っちゃいけない四文字の単語言いまくるとこぐらいかな。

*2:根本的になぜかもっとコミカルなのを期待してたんだな。