ネタバレ一応注意。
怪奇短編集。
好事家が集まる会での聞き語り、というまあよくある形式だが、ネタもその処理も豊富で、愉しく読めました。
「姫はじめ」みたいにオチが見えないまま放り出されるのもまた一興で味わい深いし、「狐火の宿」「幽霊屋敷」などでのたたみかけるような恐怖描写にも迫力がある。
どうも相性の悪い文章家とのイメージがあったんだけど、ちょっと「、」が多いってぐらいで普通に読めたので、よかったと思います。
評価はB−。
- 作者: 都筑道夫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1992/11
- メディア: 文庫
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