永井するみ『ランチタイム・ブルー』集英社文庫

ネタバレ一応注意。
新米インテリア・コーディネータの女性主人公が、公私に生起する「日常の謎」と向き合いながら成長していく、OLビルドゥングス・連作短編ミステリ(長いな)。
ミステリとしての構成には取りたてて見るべきところはないが、俺基本的にリフォームだのインテリアだのハウジング関係好きなので、そのあたり楽しく読むことはできました。基本的に小説巧者だし、この人。
広瀬ってばなんかよさげなキャラに仕立ててあるけど、客観的に相当イタい女じゃね? とか、この森って男との関係性、全然萌えなくね? とか、いろいろ感じたところはあるけど、小品でもあるし、その辺はカリカチュアとしていらわないのが正しいマナーかもしれません。
評価はC。

ランチタイム・ブルー (集英社文庫)

ランチタイム・ブルー (集英社文庫)