Cocco 『こっこさんの台所CD』

ということでコンセプチュアル・マキシを買ってきました。
四季を表現した四曲入り。「絹ずれ」は、あれ春か…? 夏の雷雨のイメージだったが。
標準語版、やはり意味は格段に伝わるけど、同時になんかうまく収まってない、窮屈さ(あるいは間延びした感じ)も感じて。島言葉に慣れたせいだけではないと思う。メロディもアレンジも文句ないけど、やはりこの曲のイデアは島言葉の方にあったかな、と思い直しました。
それ以外も充実の内容。
おだやかなアコースティック・ナンバー「the end of Summer」、ラストを飾る「愛について」*1も佳曲ですが、やはりインパクトが強いのは「秋」のイメージに反するアッパー・チューン、「バイバイパンプキンパイ」。あのCoccoの歌に、こんなにポジティブで力強いメッセージが表現されているなんて、それが活動再開後、特に『きらきら』あたりからは基調をなしているとはいえ、でもその再確認はとても感動的なものでした。

さぁ 生きるために行こう
誰も 一人も置いてかないよ
さあ 生きるために行こう
手を伸ばすのなら
君が望むなら
(「バイバイパンプキンパイ」)

こっこさんの台所CD

こっこさんの台所CD

*1:サビ前の期待感の割にサビが物足りないが…。