ネタバレ一応注意。
読んでいてCITY HUNTERを思い出しました。冴羽獠ならぬ冴木隆クン(高校生)が活躍する、ライト・ハードボイルド(語義矛盾だな)です。
名前の字面ってのは大きいとは思うんだけど、その軽ーい語り口もそうだし、ボーイ・ミーツ・プリンセスというやたらスケールの大きい、でも言ってしまえば軽佻浮薄でもあるストーリィラインもそうだし、隆クンおよびそのお父上の、肝心なところでは結局「超人的」な活躍もそう。
根本的なご都合主義も、「そういうもの」として受け取ってしまえば、まあ気軽に読み捨てられるエンタテインメントだろうとは思うけど、手応えには乏しい作品だわね。
評価はC。
- 作者: 大沢在昌,井家上隆幸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/07/13
- メディア: 文庫
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