「赤壁」の終結までで、第一部の刊行終了。
オリジナルで押してけって前回言ってて、まあある程度その通りになってたんだけど、ちょっと間延びした感が否めなかった。呉・蜀に視点がある以上、最大の見せ場である「赤壁」に力が入るのは当然として、それに二重三重にオリジナル絡めたら、確かにこんだけの長さになるわな。
クライマックス、虚空や仲達との戦闘シーンは作画も濃密で迫力があったんだけど、オリジナル要素に傾倒してしまうと群雄たちがどんどんワキに追いやられてしまって、蜀の三将軍でさえそうなんだからたとえば張遼なんてワキのワキだし(「遼来来!」が懐かしい)、夏侯淵や郭嘉なんてその影さえ見えないぜ。『蒼天』読み返したくなったわ。
…なんか酷く前回と矛盾した内容になっている気がしますが、この先ますますオリジナルな様子なので、もう読まないかと思います。
- 作者: 山原義人
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