ネタバレ一応注意。
様々な超常現象・超能力をプロットに取り入れて展開していく連作。
…だが西澤みたくガチガチのロジックに組み込むわけでもなく、話によっては単なる添え物になってる場合もある。こうしたファジィな仕立ては、ラストの余韻にも結実しているとは思うのだが、個人的にはあまり好みではなかった。
一番良かったのは「雨月夜」。一番プロットがこなれていたし、女性心理の描き方も巧かったと思う。
評価はC。
- 作者: 松尾由美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 文庫
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