2023-10-22 古川日出男『あるいは修羅の十億年』集英社 reading ネタバレ特になし。近未来の東京と、原子力災害被災地の「森」を描くSF長編。やっぱ古川の近作にはついていけねーわ、という再認識。文章は上滑ってる感じだし、この作については惹かれるイメージにも乏しい。2013-2015年発表の掌短編の再構成作ということで、震災以降の作家の主題を顕している重要作とは思うが、ちょっとなあ…。…なんて言ってたけど、まさかの文庫版読了済じゃねーか。読んでて一片たりとも思い出さないなんてことあるかね…?評価はC-。あるいは修羅の十億年作者:古川 日出男集英社Amazon