古野まほろ『その孤島の名は、虚』角川文庫

ネタバレ注意。

吉祥寺南女子高等学校吹奏楽部の24人が、神隠しに遭って飛ばされた「島」でのサヴァイヴァルを描く、SFアドヴェンチャ長編。

サイエンス・フィクションというより、マスマティク・フィクションでした。ガチの文系である僕は正直どう愉しんでよいものやら、という小説でした。JKたちのキャラにすがろうと思っても、もう見事に全員が「まほろ」でしかなくて…こんな奴らおらんやろ。

まあでも、ラスト近く、ビーチでの演奏シーンはアツかったよ。「君をのせて」のブラバン演奏って、エモいよなー。

評価はC。

その孤島の名は、虚 (角川文庫)

その孤島の名は、虚 (角川文庫)