西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』新潮文庫

ネタバレ一応注意。

藤澤清造への傾倒・没頭と、同居女性との摩擦・確執が描かれる私小説連作。

んー、すがすがしいまでにクズだね! ある種のおかしみが漂ってはいて、愉しくは読んだけど、さすがに笑えないよね!

表題作の「女」との電話とか、どこまでリアルガチなのか、はたまた創作なのか分からないけど、とにかく血が吹き出るような生々しさはある。

評価はC+。

どうで死ぬ身の一踊り (新潮文庫)

どうで死ぬ身の一踊り (新潮文庫)