ネタバレ一応注意。
VR、AI、アンドロイドといったSFガジェット、古今東西のメイン/サブカルチャーをテンコ盛にして、それをジャズ・ミュージックでクシ刺しにした、近未来SF長編。
小説のベースの部分の質の高さ、クレバーなエンタメとしての恰好のよさは言わずもがな、入れてくるガジェットのセンスもさすがと思う。だけどあまりにもゴッタ煮の印象はあって、個人的にのめり込むことが難しかった。
姉妹編『鳥類学者のファンタジア』は偏愛していて、いきなり関連性が見えた序盤は期待値マックスだったんだけどな…。
評価はC。
- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/06/13
- メディア: 文庫
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