埴谷雄高『死霊』講談社文芸文庫

ネタバレ注意。

三輪与志・高志の兄弟とそれを取り巻く人々に託して、哲学と思弁を描く「形而上的」大長編。

…年末年始の読書タイムをすべて費やして挑んだのですが、いや、さすがに無理やろ。難解、晦渋の極み…つかハナから理解は拒絶されてる世界だわ。

革命運動やリンチ死、黙狂、恋人の心中など、取り出してみたらテンションの上がる要素はあるけど、なんの救いにもならなかった。

とりあえず、なんとか斜め読みで目を通すのが精一杯。人生のどっかで再読して、この世界の…死霊の一端にでも指を掛けることができるのか、甚だ心許ないところであります。

記録のみ。

死霊(1) (講談社文芸文庫)

死霊(1) (講談社文芸文庫)

死霊(2) (講談社文芸文庫)

死霊(2) (講談社文芸文庫)

死霊(3) (講談社文芸文庫)

死霊(3) (講談社文芸文庫)