ネタバレ注意。
主人公のバンドボーイが、サイコメトリーで得た「ヴィジョン」を手掛かりに、元カノの命を救おうとする、サスペンス・ミステリ。
垢抜けない印象の小説ではあるけど、某作の例もあるので油断しないように読んではいて、結果まあまあの衝撃度のあるどんでん返しではあったけど、このぐらいのプロットであれば読めないとダメだなあと。犯人の「動機」のドラマはベタではあるし。
主人公の思慮の浅さにイラつきながら読んだけど、なんか「再生」の項は普通に感動的で、読後感は悪くない。すみれの存在が取って付けたようになってしまったのがもったいないな…。
評価はC+。
- 作者: 北國浩二
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/07/17
- メディア: 文庫
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