ネタバレ注意。
黒星警部シリーズ。東京湾の孤島で、猿に彩られて起こる殺人事件。本来エントリのタイトルに掲げる副題は、ダサいので無視。
ユーモア・ミステリを期待して読んだけど、コレはむしろ茶番・ミステリですな。蔵書の消化、という以上の読む意味を見出せませんでした(今さら)。
美奈代さんをめぐるホワイダニット、そこから発生する「猿が殺した」のあまりにもバカバカしい含意など、この世界観であるがゆえに面白いところはちょっとあったけど。『Yの悲劇』だけが無意味に特権化されてるあたり、座りは悪いまま。
評価はC。
- 作者: 折原一
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1995/02
- メディア: 文庫
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