本格ミステリ作家クラブ(編)『紅い悪夢の夏 本格短編ベスト・セレクション』講談社文庫

ネタバレ一応注意。
本格ミステリ01』の分冊文庫化、当該年発表の代表短編のセレクション。
本格やっぱ愉しいよね。有栖川「紅雨荘殺人事件」のホワイダニットと、そこから明らかになる事件の全容鮮やかだなーとか、蓮丈那智シリーズやっぱ面白れーなーとか、いろいろあるけど、最大のインパクトは加納朋子「子供部屋のアリス」における、安梨沙の圧倒的なかわいらしさ。このシリーズ未読のあったかしらん…探して読も。
…でもインパクトとか未読とか言ったって、この本の短編ほとんど単著で既読の割に、内容全然憶えてないのよね。10年前じゃ、ちょっとキツいわ。
評価はB−。