折原一『101号室の女』講談社文庫

ネタバレ一応注意。
ノンシリーズ短編集。
知性に欠ける人たちのドタバタ、という基本の展開はいつも通りだけど、短編である分それぞれとのお付き合いが短くて済むので、その意味での不快感は比較的少なかった。
ただ一方で、短いが故に、仕掛けられた叙述トリックやサプライズが機能していないものも目立つ。
個人的には、評価できるような作品は一つもなかった。
評価はC−。

101号室の女 (講談社文庫)

101号室の女 (講談社文庫)