ネタバレ特になし。
フリーライターの女性主人公が友人を捜しにバリ島を訪れ、神秘体験をするお話。
テーマであるスピリチュアリティは正直まったく感じる部分がないけれど、舞台となるバリの霊性、神秘性は描出できていると思う。小説でもエッセィでもそうだけど、紀行文としての価値は出せる書き手。
しかし主人公を作者と同一視させるには、若干キツい部分がある…。白人の変な男にレイプされたりするしな…。
評価はC+。
- 作者: 田口ランディ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/05
- メディア: 文庫
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