tacica 『sheeptown ALASCA』

3rd。
ドラマティックなメロディと、訴求力のある歌声。エッセンスの部分で俺の琴線に触れるバンドではあるんだけど、どうもアツくのめりこめない感じがする。
散文的で、なんか意味ありげなんだけど伝わってこないファジィな歌詞は、前作に比べると寓話性や象徴性が薄れて、普遍的で伝わりやすいものになったようにも思われるが、その分楽曲全体の印象を散漫にもしているなあ、と。「メトロ」とか「蜜蜂の毛布」とか「γ」とか、前作にはあった「お気に入り」は見つからなかった。

sheeptown ALASCA

sheeptown ALASCA