ネタバレ特になし。
『黒魔術の手帖』に続く手帖シリーズ。
フリーメーソン、薔薇十字団といった有名どころから、各宗教の異端や政治結社、テロリストにアナキストに神秘主義を概観しつつ、最近のではクー・クラックス・クランあたりまで。
著者も述べてるように入門的・概説的なエッセィであり、細密性、奥深さという点では若干物足りないものがありますが、筆力はさすが。蠱惑的で、心誘われる読み物に仕上がっています。
こういう本では、それが一番大事だよね。
評価はB。
- 作者: 渋沢龍彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/09
- メディア: 文庫
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