振替休日のためのDVD。
どうしてもミステリ映画に手が伸びてしまうのは業ですね。そうなるとクリストファー・ノーランてのはファーストチョイスになってしまうわけで。
で、『メメント』『プレステージ』ときた中で、どんでん返しには散々身構えていたのですが、見事にスカされました。理不尽ではあるのでしょうが、拍子抜けの感は否めず。でも調べてみたらノルウェー映画のリメイクなんだってさ。
というわけで実態は硬派なミステリ映画です。プロットも分かり易くてなおかつスリリングだし、白夜のアラスカという舞台設定、その中での「インソムニア」というストーリィ上の要素が、ラストシーン、ウィルのエリーへのメッセージにおいて結実する、よくできた構成だと思います。
しかしアル・パチーノはこういうちょいワル刑事が抜群にハマるね。『ヒート』以来だったけど、これ以外の役が想定できないぐらいだ。ロビン・ウィリアムズもいい感じに厭な感じ醸してたわ。
こういう骨太のミステリも撮れるのよ、という自信の仄見える作品でございました。で、この後ちょっと浮ついた方に行っちゃうわけね。逆かと思ってたわw
- 出版社/メーカー: 日本ヘラルド映画(PCH)
- 発売日: 2005/07/06
- メディア: DVD
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