『プレステージ』

今週のDVDその2。
ゆれる』の後、というのはハンデだったかもしれないのですが、語るに足る魅力的な映画とは思われませんでした。
メメント』の監督ということもあり、さらには奇術がメインテーマとなっているときたら、最初っから「なにかあんだろうな」つって身構えざるを得ず、そうするとあの二人一役トリック程度ではいかにも物足りなかったです。もう一方のニコラ・テスラ*1の「マシン」の処理には「え、そんなんでいいんだ」という別の意味でのサプライズがありましたがw
なんつーか、「騙されたい」というモチベーションで映画を観る、という行為の自己矛盾が露わとなった体験でしたね。小説でも一緒だけど、より実りは少ないと思う。
キャストもいまいちだった。スカーレット・ヨハンソンは俺の好みの対極にいるな。

スマイルBEST プレステージ スタンダード・エディション [DVD]

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*1:デヴィッド・ボウイか…分からんかった…。