宮藤官九郎／河原雅彦『河原官九郎』角川文庫

ネタバレ特になし。
なぜかあるんだ。こういうのが。
クドカンとまちゃぴこが、デートしたりバイトしたりの企画の模様をエッセィにしたのがメインで、合間に対談とかQ&Aとかライフヒストリー・インタビューとか。まあヌルい本ではあるけど、力の抜け具合はいい感じで、声あげて笑える箇所もあります。まちゃぴこの人生は面白いです。
で、「まちゃぴこ」とか本文に倣って書いてはみたけど、この人を認識したのこの本で初めてだし、クドカンに関しても『IWGP』がその起点なのだけど、これは基本的にそれ以前の本であり、この時点で演劇業界ではかなりのスターなわけですね。当時かなりなサブカル高校生のはずだったんだけど、不明を恥じるというよりは、演劇ギョーカイの閉鎖性というか、首都特権性を感じたりしたのでした。
評価はＢ。

河原官九郎 (角川文庫)