ネタバレ特になし。
エッセィ/雑文集。4ページ程度のショート・エッセィの連続で、ところどころクスリとしながらあっという間に読んでしまいました。もうドラマあるいは映画の印象の強い作家ですが、まだ活動の軸が舞台演劇にある頃なので、作家史的にも興味深い内容です。つか『振り返れば奴がいる』って、この人のホンだったんだね。
野田秀樹とかもそうだけど、演劇畑の人の文筆稼業ってこういうの多いですよね。戯曲は売れないし、かといって小説では勝負できないし、って感じかな。でもちゃんと面白い小説書ける松尾スズキは凄いなあと思いました。本谷有希子はまだ様子見。
評価はC+。
- 作者: 三谷幸喜
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: 文庫
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