S.タートン/三角和代(訳)『イヴリン嬢は七回殺される』文春文庫

ネタバレ注意。

イムループと人格転移を掛け合わせた、複雑怪奇な特殊状況ゴシック本格。

この複雑な設定とプロット、単純に頭数の多い登場人物とその交錯を把握することだけでも大変なのに、さらに読み難い訳文で完全にノックアウト。早い段階で理解を諦め、なんとか読了したのみ。

千街氏の言う通り、まさに本邦の阿津川辰海を彷彿とさせる作品で、そりゃ相性も悪いよね、と無謀な挑戦を反省しました。

評価はC。