山下和美『カーニバル』講談社漫画文庫

ロックバンド「カーニバル」界隈のアレやコレやを描く、音楽ギョーカイ少女マンガ。

まあメルヘンとして読めばいいんだろうけど、ちょっと展開がトンデモすぎて、リリシズムを味わえないのが残念。コマネチとかいう女がアタマおかしくて、こんな奴のエピソードで見開き使われても…つって醒める。

最初のオープニングアクトの時に、カーニバルとシンジケートが分かり合うシーンとか、バンドものとしていいシーンもあるのに、そういうのも全然どうでもよくなってしまう、これぞどっちらけ。