能田達規「マネーフットボール 3・4」芳文社コミックス

千葉〜岐阜〜札幌〜讃岐戦といったあたり。
当初の「グラゼニ」コンセプトは薄れてきて、お得意の貧乏クラブ内幕と、J2サポへのくすぐりがメインになってきてる。
外人だけ取り出しても、オーガスオーロイ)だのサンドリアアンドレア)だのカルロス(フォルラン)だの、この時代のJ2を懐かしく思い出せはするが、それだけでは…という感じも正直あって。
札幌戦では内村…じゃなかった池田がちょっと不自然なほどフィーチャされてて、モデルのキャリアがそのままなのも、愛媛サポたる作者の公私混同が垣間見えたりして、マニア的心性が楽しく疼く場面は数多いんだけどね…J2サポ以外が読んで楽しいのかな。もとからそういうターゲッティングだろうけどなー。