能田達規「マネーフットボール 1・2」芳文社コミックス

のー先生の新作サッカーマンガ。
お得意の貧乏クラブものはあからさまにJリーグ版『グラゼニ』。主人公・カジは1部の強豪からレンタルされてきた若手SB。データ重視の監督の下、自分のプレーを金額に換算しながら、稼げる=プロ選手となるべく奮闘する。
サッカーにおけるデータとバジェットの側面、それとJ2あるあるにフォーカスした内容だけど、2巻までではそれぞれ浚った程度で、それを絡ませてどう盛り上げるかはこれからに期待ってところかな。
J2あるあるは過去作でも、あるいはジャイキリなんかでも散々読んできたので若干飽きた部分はあって、だから佐倉のエヒメッシとかはトゥーマッチ感あるんだけど、カジは森脇で天宮は高萩かなあとか想像するのは楽しいし、小さいコマでも前俊ぽいのがいたりとか、「与作」がソーセージ売ってたりとか、福岡がダーティなチームになってるのはやっぱり中払のせい*1だろとか、やっぱりくすぐられてしまう。
売れないと5巻で終わっちゃうらしいので、Jサポはみんな買って読もうね。

*1:いまだにあいつがもっともらしく解説してるの釈然としない。名将井原でだいぶ持ち直してよかったね。