ネタバレ一応注意。
吸血鬼テーマのSFサスペンス。
こないだまで吸血鬼ネタの大河小説読んでたからってわけでもないけど、すべてが中途半端で未整理未成熟な小説と思われた。
吸血鬼についての生物学的な意匠と薀蓄を書きたかっただけではないかってぐらい、ハードボイルドとしても冒険小説としても中途半端。途中から登場人物の行動原理が見失われてしまって、あれ、こいつらなんで島に乗り込んだりウダウダやってんの、と困惑する結果に。
山田正紀とはいえ、若書きらしいしこんなもんなんかな。
評価はC。
- 作者: 山田正紀
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1999/01
- メディア: 文庫
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