ペコ姐さんの最新作でおます。
あるサプライズが物語の中心にあって、それが披瀝されるまではその予兆を孕みつつ、大学生主人公のラブコメ展開、ちょっとヌルめだけどペコらしいリアルな痛さもあって、さすがやなーつって読める。
サプライズ起きてからは、清田とようちゃんのマージナル/モラトリアムな暗示性の余韻が響いて、これまた種類の違うさすがの仕事。こっちは主にブンガク性という意味で。
あと期待されるさすがポイントは女性同士のコミュニケーション…端的には女子会…の卓抜すぎる描写力で、「にこたま」でも抜群によかったから期待。でもこの題材、その作家としてのキャラクタからの脱却志向か?
…多分カンケーないわ。
- 作者: 渡辺ペコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/04/23
- メディア: コミック
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