『未来世紀ブラジル』

DVD。
テリー・ギリアムによる、カルト・SF・ムーヴィー。
全体主義、情報統制といったテーマは前知識として知っていて、ブルーハーブがリリックに引用している*1こともあったりしてもっとシリアスでダークな作品かと思っていましたが、全体的な印象としてはむしろコメディライクなチープさとキッチュさがあって、それらを愛らしい個性と認められるものでした。ストーリィは観念的とは言わないまでもハチャメチャではあり、追うのに疲れたら漫然と画面を観ていても楽しめる作品ではあります。
デ・ニーロには期待していたので、確かに美味しい役どころではあったけどもっと前面に立ってほしかったようにも思いますが…。

*1:「続・腐食」ってあれ、マスターピースだよね。