村上龍/中田英寿『文体とパスの精度』集英社文庫

ネタバレ特になし。
作家とフットボーラーの、対談&往復書簡集。
特にこれといって語るべき刺激はないけれど、話はちゃんと噛み合っているし(実は稀少なこと)、お互いへのリスペクトも、友人としての親密さも伝わってくる。それだけでも価値があるし、愉しい読みものではあった。
しかし内容関係ないけど、これを読んでしばらく、中田英寿の現役時代のプレイ動画を漁ってしまった。懐かしいサンドニの惨劇や雨の日産、ピアチェンツァ戦のオーバーヘッドにユベントス戦のミドル…いい選手だったなぁ。
評価はB−。

文体とパスの精度 (集英社文庫)

文体とパスの精度 (集英社文庫)