渡辺ペコ「にこたま 2」講談社モーニングKC

モーニングじゃなくてモーニング・ツーだった。
で、コーヘー目線で読んでるとますますいたたまれない2巻。
高野さん周りはさらにブ厚く、あっちゃんもシリアスな状況になったりで、どっちも鉄板で重苦しい。表紙みたいな状況はほぼないが…しかしなんだこのペアルックw
でもでも、そういうのに忌避感を抱かせることなく、かつ印象を薄めることなく読ませるのが手腕だと思う。番外編の高野さんもその流れで実にせつないよな。
コメディ要素…というか端的にギャグも大いに貢献していて、マン盆栽ネタとか「むるたん」ネタ、セリフでは《うんこもらした人が何言うの……》(74p)も《サンキューフォーザおっぱい……》(147p)も笑ったけど、やっぱこの作家抜群に上手いのが女子会。《ご自分ではなさらないの?》(42p)のカオはさておき、笑い抜きでも出色のネームだと思います。
しかしこのアベックは今後どうなるんじゃろぉのぉ。わしゃ心配じゃよ。

にこたま(2) (モーニング KC)

にこたま(2) (モーニング KC)