ネタバレ特になし。
フットボールにおける、世界のクラブチーム/ナショナルチームのエンブレム、その起源やシンボルの由来をファイリングした本。クラブチームに関しては、3大リーグとJリーグは2部まで、その他ヨーロッパ主要リーグの1部と、中・東欧の強豪まで網羅。
確か就活中に千駄木の往来堂で積んであったのを買って保持していた本、なぜかいまさら見本を貰ってそれで読んだのでしたが、うん、往来堂で積んでただけあっていい企画だと思います。
クラブが根差す土地土地の歴史と風物、あるいは伝説によって形作られた、これはまさにフットボール・クラブのアイデンティティのエンサイクロペディアであり、クラブが、あるいはフットボールというスポーツそのものが、ホームタウンに根差し、共に生き、成長・発展してきた様を実感させてくれる本です。
その意味で、フランスやドイツのクラブの比較的シンプルなそれよりも、イングランドやスペインの、伝統的・装飾的なデザインに好みのものが多かったです。ウィガンやコヴェントリー、あるいはポルトあたりはさすがにやりすぎでワケ分からんことになってるけどw
著者あとがきに倣ってベスト3を挙げるとするなら、客観的にデザインとして双璧に優れていると思われるアーセナルとデポルティヴォ、チームスタイルのイメージそのままの雄々しさと、色使いのセンスを買ってリヴァプールかな。その他次点的には、テネリフェのポップなカラーリング、アルビノレッフェの涼やかなデザインが目を惹きました。
…デザイン変えないかな、モンテディオ山形。
評価はB+。
- 作者: 斉藤健仁,野辺優子
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 文庫
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