渡辺ペコ「にこたま 1」講談社モーニングKC

モテキ』共々お借りしました。
いや、やっぱ面白いっす。モーニング連載とのことですが、そりゃ放っとかんて。
この面白さを言葉で表現するのは結構難しいのですが、主軸となるアラサーの恋愛・生活模様のリアリティと、マンガ表現としてのキャッチーさ、相反する二つの要素は絶妙のバランスだと思います。女子のお花見会とか、象徴的に絶妙でしたマジで。
リアリティに振った部分としては、高野さんにしてもあっちゃんにしても、その弾劾の言葉がひどくリアルに痛いところをついてきて、グサグサ刺さります。いたたまれない、自業自得だけど。晃平はラストの番外編でとても素敵なのに…なんか最近こんなマンガばっかり読んでるな…。
キャッチーさに振った部分としては、男子飲み会が面白かったです。

女性が別れたがったり 何かを拒否する場面で
説明を拒まれてわからないときの本当の理由は
だいたいは"キモいから"だと思っておいて間違いないよ
(55p)

には爆笑しました。
そしてあっちゃん、マンガのチョイス正解!
…次も借ります。

にこたま(1) (モーニング KC)

にこたま(1) (モーニング KC)