ネタバレ注意。
海辺の洋館、そこに屹立する「塔」を舞台に展開するジュブナイル本格…なのだろうけど、「本格」として見た場合には、伏線の巧妙、サプライズ、インパクトとどれも物足りない。塔の仕掛けも、入れ替わりも、二重生活も、まず「それ」が思いつく、最も単純な推理がそのまま真相であったりして。
ジュブナイルとしてはまあ丁寧で、エンタテインメントしてもいるので悪い印象こそないのだが…高い評価はできないなあ。
評価はC。
- 作者: 太田忠司,末次徹朗
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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