村上龍『フィジカル・インテンシティ』光文社知恵の森文庫

ネタバレ特になし。
フランスW杯前後に描かれたサッカー(中心の)エッセィ。
サッカーに関しても社会批評に関しても、素朴に映るほど素直で好感が持てる。良識あるサッカーファンならば、当時確かにこういう苛立ちだっただろうし、中田に関してはこれだけ賞賛してもまだ足りなかっただろう。
俺はサッカーを好きになりはじめたぐらいの時期だったので、さらにさらに素朴だったわけだが。懐かしさが第一義な本だった。
しかしいかにもな鈴木成一
評価はC+。