ネタバレ特になし。
瀬戸内の海と、そこを運航する「海上タクシー」を舞台にした連作短編集。
アリバイ崩しや暗号解読、スリリングな活劇と多彩だが、描写、キャラ立てがあまりにも淡白でのめり込めませんでした。「玄人」たる方ならば、この淡白な描写のなかに「渋み」を読み取り、「巧い」と評するのでしょうね。実際解説でもそんなこと云ってるし。でも俺は無理。
「見えないロープ」におけるアリバイトリックは秀逸だと思いました。
作品の評価はC+。
- 作者: 多島斗志之
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 文庫
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