M.W.クレイヴン/東野さやか(訳)『ストーンサークルの殺人』ハヤカワ・ミステリ文庫

ネタバレ注意。

イギリス、カンブリア州のストーンサークルでの連続焼殺事件に挑む、刑事ワシントン・ポーシリーズの第一長編。

なんか勝手に、「ストーンサークルを使った物理トリック炸裂のド本格」*1だと思ってたわ…失敬失敬。

そんな先入観とのギャップを抜きにしても、よくあるミッシング・リンクもののサイコ・スリラとしてしか読めなかったというのが正直なところ。ポーとティリーは好感の持てるバディだし、あっという間に読ませてしまうリーダビリティは認められるのだが。

評価はC+。

*1:…なんかどっかで読んだな。島荘か柄刀だろ。