ネタバレ特になし。
タイトル通りの概説新書。
ジャーナリスティック/ドラマティック/トラジェディックな記述は抑えめに、人種隔離政策が、移送・集住・隔離の破綻から、「最終解決」虐殺に至る過程の、冷静な検証の道筋が記されている。
しかし読んでるこちらとしては、鬼畜生の名ももったいない連中が、いかに行き当たりばったりにこの人類史上最悪の愚行をなしたのか、唖然として読むことになるのだけど。
ほとんど既知の情報ではあったが、全体状況の概括としては好適の一冊でした。もっといろいろ読みたいと思います。
記録のみ。
ホロコースト―ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌 (中公新書)
- 作者: 芝健介
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 新書
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