amazarashi 「季節は次々死んでいく」

1stシングル。
表題曲は某人気アニメのEDタイアップ。気合が乗った文語調の詞に豪奢なアレンジ。《泥に足もつれる生活に 雨はアルコールの味がした》って一節は最高だし、サビ前のストリングスには昂るけれど、詞もメロディもちょっと生硬な感じがして、あまりお気に入りにはならなかった。残念ながらアコースティックver.も同様、「アコギ弾き語りでそのままやりました」感があって、楽曲の向き不向きってあるんだなあと思うし、単純にヴォーカルが調子悪そう。来るアコースティック・アルバムは出来いいといいな。
c/w「自虐家のアリー」は意外と珍しい客観視点(自己投影が介在しない)での寓話詞、ネグレクトを受けた少女の哀しみの歌。軽々しく扱うことの躊躇われる題材でも、迫真性のある表現になりつつ、かつ詩的なのはさすがです。こっちのが聴く回数多いです。

季節は次々死んでいく(初回生産限定盤)(DVD付)

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