ネタバレ注意。
夏休みの「ぼくと、ぼくら」に降りかかる殺人事件。
デビュー作にして、と言うかだからこそ、いかにもな樋口フォーマットな青春ミステリでニヤニヤ。ちょっとキャラクタが類型的なのと、センチメントが演出過剰な点が若書きの印象を与えはするけど、それでもやはり、既に充分に巧い。
ヒロインがせっかく魅力的だったので、ラストにもっと絡ませてあげればよかったんにーとは思いました。
評価はB−。
- 作者: 樋口有介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1991/04
- メディア: 文庫
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