ネタバレ一応注意。
なんだよ九竜編あると思ったら全然違って、「冒険」の舞台はむしろハワイとベトナムだった。
このスピンオフに関しては、やはり本編よりスケールが格段に落ちてしまって、愉しめるところがあまりなかった印象。この巻について物語の機軸となるベトナム近現代史をめぐる陰謀の構図も、個人的に興味のある題材ながら、マンだのミンだのランだのロンだの、固有名詞が錯綜してうまく飲み込めなかったし…。
あと解説が酷い。つーか気持ち悪い。
評価はC。
- 作者: 笠井潔
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/07/14
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (4件) を見る