DVD。
『ダークナイト』から遡りました。
一編のヒーロー・アクション映画としては高品質だし、楽しんで観たけれど、『ダークナイト』に比べると(ジョーカーの存在を差し引いても)緊張感・スペクタクルを欠いているし、スケールを持て余したような印象がありました。『ダークナイト』には感じなかった「B級感」が、ところどころに感じられます。クリストファー・ノーランお得意のオリエンタリズム、その憑代としての渡辺謙も、若干の苦笑いをもたらす演出です。あと最初のブルースの幼少期、アルフレッドがウェイン家族を見送る際の含みが意味不明だったなー。存在忘れてたから悪い人かと思っちゃったよ、最高かつ無償の味方キャラを。
まあ、大作に馴染みつつある、という感じでしょうか。ヒマラヤのロケーションとか素敵だったわ。『ダークナイト ライジング』は劇場で観ると思います。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2005/10/28
- メディア: DVD
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