ネタバレ注意。
うん、面白かったです。
展開は大きく分けて三つあって。主人公の人生のステージにおいて、刑事編、書店主編、ハードボイルド編、だろうか。いきなり古本屋になった時は笑ったけど、その後のショッキングな展開を経てのハードボイルドぶりもなかなかダイナミックだった。変にモラリストじゃないとこにも好感が持てます。
まあミス・プラウドがもったいないとか、ロマンスに共感できないとか、減点材料もあるにはあるのですが、シンプルなサプライズと、ストーリーテリングのダイナミズム、そして「古書」という魅力的な題材で非常に楽しく読ませてくれます。
評価はB+。
- 作者: ジョンダニング,John Danning,宮脇孝雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/03/01
- メディア: 文庫
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