学校教科書への政治介入についてのドキュメント。
しかし見下げ果てて果てがない*1連中ばっかり出てくるな…文部官僚の見事に何言ってるのか理解し難い官僚話法も素晴らしかったけれど、やっぱり吉村がヤバいよな、あいつの負の撮れ高ハンパないで。
斉加監督は大阪を本拠とするMBSの報道記者だけあって、そのあたりの素材には事欠かなかったんだろうな、という感じがします。作品じたいはあくまで長編のTVドキュメントっぽくて、映画的な妙味はそれほど…という感じでしたが、上映後のトークショウで触れられた、いい意味でTV人っぽい軽さの感じられるお人柄も含め、こうした作家性でこそ引き出し得たものがあっただろうな、と納得できました。
いろいろと難しい(分かりやすいけれど)題材をよくまとめられたと思います。トークショウではゲストの平井先生にも拍手を送ることができて嬉しかったです。
*1:まあもはや見上げるばかりの存在になった人もいるわけですが。