『ベイビー・ブローカー』

@サロンシネマ

事情のある母親が子供を託す「ベイビー・ボックス」と、それに絡む人身売買が行き着く先を描くドラマ。

是枝監督にとって、家族というテーマが繰り返し描かれるべき重みのあるものだということが伝わります。登場人物に対するシンパシィが、せつなさとあたたかみの両方をもって胸をひたしてくる佳作。

既存の画一的な家族価値観が、社会と他者に対する想像力を捨て去るところにしか成立しないなんてことは、いくら似非保守どもがバカだからって気づきそうなものだけど。

カン・ドンウォン、かっこよかったけどずっと室屋成がチラついていて。代表はサイドバックなんとかしないとな…。